高濃度ビタミンC点滴療法
高濃度ビタミンC点滴療法について、お問い合わせをいただくことが多くなっております。
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高濃度ビタミンC点滴療法について
通常の抗酸化作用を持つビタミンCを高濃度で血中に点滴します。この療法では、内服サプリメントと比較してはるかに高いビタミンC濃度が血中に達し、全身の細胞に行き渡ることで、抗酸化作用やアンチエイジング効果をもたらし、癌治療の補助としても注目をされています。
【効果】
・免疫賦活作用
・抗菌、抗ウィルス作用
・抗酸化作用
・コラーゲン増殖作用（がん細胞を閉じ込めて再発転移を防ぐ）
・腫瘍血管新生阻害作用
・鎮痛作用 などが証明されております
【適応】
・治療中の抗がん剤と併用
・抗がん剤の副作用が強すぎる
・抗がん剤、放射線治療が効かなくなってきた
・現在有効な治療法がない
・手術までの待機中における術前療法
がん治療のメカニズム
ビタミンCのがん治療における有効性は、特にがん細胞に存在しない「カタラーゼ」という酵素に関連しています。
カタラーゼは過酸化水素を分解しますが、がん細胞にはこの酵素がないため、ビタミンCが生成する過酸化水素によりがん細胞が破壊されます。一方で、正常細胞はカタラーゼにより過酸化水素を瞬時に無害な水と酸素に変換するため、正常な細胞にはダメージを与えません。
この療法の大きな利点は、副作用が少なく、抗がん剤のような耐性が生じない点です。また、免疫力の向上や全身の細胞活性化といった健康促進効果も期待されており、がん治療以外にも広範囲な健康効果が期待されています。
治療頻度
治療の頻度は、症状に応じて異なりますが、週に2～3回のペースで継続します。治療中は、定期的に血中のビタミンC濃度を測定しながら、状態に応じて回数や量を調整します。
また、高濃度ビタミンC点滴療法を実施する前には「G6PD欠損症」の検査が必要です。G6PD（グルコース-6-リン酸脱水素酵素）が遺伝的に欠損している場合、ビタミンC点滴により「溶血」のリスクが生じます。アメリカの報告では犬3300頭に1頭に割合とされております。
＊使用するビタミンCは、日本国内の注射薬に含まれる防腐剤を避けるため、防腐剤の入っていない天然型ビタミンC（マイラン社製注射用ビタミンC製剤）を海外から輸入して使用します。
福岡市南区 野間大池公園近くの動物病院
さとこ犬猫クリニック
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福岡市南区野間4-17-30 大池ニューハイツ1F
高宮、長住、若久、大橋各方面から車で5分
前面・第２駐車場 ・第3駐車場 計９台完備
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